2010年7月13日火曜日

基本的な帰属の誤り

基本的な帰属の誤り

さて昨日に引き続き心理学ネタで恐縮ですが
ここ数日、
「心理学が描くリスクの世界~行動的意思決定入門~」



を読んでいるので、その影響です.悪しからず.



さて、今日は

”Fundamental Attribution Error”
(ファンダメンタル アトリビューション エラー)

日本語名でいう ”基本的な帰属の誤り”
について書いてみます.

wikipediaでは、根本的な帰属の誤りと書いてありますが、どちらも同じです.
1972年、Lee D.Ross というスタンフォード大学、社会心理学の博士が提唱しました.


これはー
なにかというとー

えー
たとえばー

他人が起こした行動のー
原因をー
そいつの性格だー

と見なして
そして
見なしすぎることー

たとえばー
総理大臣の発言がー
ブレるー

というのはー
その人の性格の問題ではなくてー
たくさんの意見に晒される環境であるとかー
官僚に揉まれるとかー
そういった環境を背景にしているのが大きいのであってー

そういう時にー
その人の性格が優柔不断だからー
ブレるんだー

とか言ってしまうのが
「基本的な帰属の誤り」

なにかその人の行動の原因をー
環境や状況よりー
その人の性格のせいにするー
それは間違っているけどー
よくみんなやるー

それが

「基本的な帰属の誤り」



この誤りと回避するのはー


ほんと性格悪いなー
なんて思う奴がいても

自分がー
ストレスのかかり方、人間関係、社会的な立場ー
といったものがー
その人と同じ環境ならばー

自分も同じようにー
性格悪い奴になるかもしれないー
と考えてみることー




まとめ

この「基本的な帰属の誤り」を回避したいなら
もちろん、人間の性格を否定するわけではないですが

人間は性格というよりは役割とか立場で行動をする
と捉えておくのが、順当でしょう

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