2010年6月4日金曜日

失敗事例、足りなかったというのには意味がない

失敗事例、足りなかったというのには意味がない

新規事業の失敗事例を見ている.
しかし
資金が足りなかったとか
ちゃんと法律のプロを雇うべきだったとか

とにかく
あれが足りなかった
これが足りなかった
という
足りなかった論が展開される


いや
経験として学習するのにはそれでいいんですよ

しかし
科学、あるいは知識として学習するには
それは全く役に立たない

だってその時、資源はないんだから
常に手持ちのカードで勝負するしかない

振り返って反省するフェイズでは
つまりカードを引き手持ちのカードを増やすフェイズだから
あれが足りない、これが足りないということで
カードを増やすのはあり、だが


実際に事業を始めてしまったら、もうそれは役に立たない
「どうにかする」しかない
資金や人材は、それが必須ではない

今そこにある資金、そこにある人材を使って
その時の情報量、つまり失敗の予測などできないという段階で
何ができたか、なにができなかったか

できなかったことをできるようにするのではなく
できることを使って、もっと何かできなかったのか考えること

っていうのが
重要なんじゃないかえ
って思った

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