2010年6月12日土曜日

事前期待問題

事前期待問題


さて
サービス業において典型的な顧客満足のモデルがあります。


<顧客の満足=サービスの品質-事前期待>

えーつまり
まずあらかじめ客には何かしらの期待があって(事前期待)
そしてサービスを受けたとき、そのサービスの品質が
その期待を上回ると、顧客は満足し、感動を感じる。
逆に
期待よりも品質が低いと顧客は不満を感じる

というモデルです



例をあげると


吉野家に入って牛丼を頼んだとき
「あれ?なんか牛肉少なくね?」
って思った時、

それは、期待より実際の牛肉が少なかったということで
顧客は不満というわけです


えー
まーもっともなんですが
それ違うんじゃねぇの?っていうのがぼくの考えで

むしろ不満の源泉は
コミュニケーション不足だと思うんです




例えばさ、
みんな彼氏、彼女が欲しいって言うじゃない

もう居る人は、まぁ仲良くやってください



この場合ね
期待っていうのはさ

背が高い方がいい、とか
メガネがいい、とか
ブサはお断りだとか
若い方がいいとか
年収はいくら欲しいとか


そういう話じゃんか


でもさ
でもさ
実際に付き合う相手って
そんな期待とかぶっちゃけ関係なくね?

むしろ
重要なのは出会いだよね


あー
出会いがない?
それはとりあえず置いておこう




つまり
最初ね
高年収、若くてイケメン+育メン
みたいな

期待を持っていたとしても
なんか出会いがあって
キラキラってなればさ


そんな元からあったような期待って吹き飛ぶんじゃね?


っていうのがぼくの仮説で



仮にそうだとすれば
サービス業が顧客満足を高めるには


会社と顧客が「出会う」必要があるんすが



出会うって対話だよね

ぼくの話がキミに届いて
キミの意見がぼくに返って

それで不満やらなんやらあるけども
どうやったらいいんかねぇ
我慢したらいいんか、どうしようかねぇ
ちょっと変えてみようかねぇ

ってお互いが変わっていくことじゃんね


これが出会いだとして


この出会いを組織としてやろうとしたら
本質的にボトムアップ(Bottom Up)な体制が要求されるんじゃんね


普通はトップダウン、
つまり上の偉い人がやることを決めるので
顧客に対する対応は、

基本的にテンプレ対応になる

「あなたの意見など聞いていません!」
普通はそういう組織構造で
顧客と会社が「出会えない」わけ




そういうわけで

往々にして
よい評判だというサービスでは、
よくできた従業員の話になって
従業員がテンプレを超えて対応しているわけ


でー
組織と顧客との関係の話がでてくると
次はブランドの話になるんだけどー




うわー
どんだけ
分野横断しなきゃいけないんだよ


(・∀・)カレーたべたい!!

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