2010年6月15日火曜日

介護現場の実態

介護現場の実態
転載:http://www18.big.or.jp/~ggg/b/bbs/mbbs.cgi?mo=p&fo=kokuhatu&tn=1846&rs=01&re=01&rf=no&al=on





 介護現場の実態

01: 名前:名無し投稿日:2009/08/14(金) 22:51
 不況と不当解雇と政府の無策により、失業者が増えている。それで人手不足とされている介護の分野で働こうという人が多い。私はそれは良いことだと思う。だが、あらかじめ注意するべき事がある。これはほとんど誰も教えてくれない事だ。介護の仕事を始めてすぐに死んだ人がいる。この人は女性で、私の知り合いだった。年齢は30歳代の真ん中ぐらいだった。死因は施設内で感染した病気によるものだった。また介護の仕事をする人のかなりの割合が、腰痛になる。長年勤務しても、まったく腰痛とは無縁の人もいるし、仕事を始めてすぐに腰痛になる人もいる。感染症も腰痛も介護の分野では珍しい事ではない。感染症の中には重いものもあるが、水虫などの軽症のものもある。軽症とはいえ、水虫でも放置するとどんどん悪化する。それから時には利用者からいろいろな影響を受ける。噛まれたりすることもある。打撲傷や擦過傷、擦り傷もある。インフルエンザも感染しやすい。施設で感染すると、通常よりも重くなることがある。待遇は期待しない方が良い。最低賃金だと思ったほうが良い。貯金ができない人が多い。それどころか借金をしなければならない。たとえ正社員でも、決して給料は高くないし、長年勤務しても、昇進するとは限らず、待遇も改善しない。むしろ悪化する。夜勤とか、宿直勤務もある。これをやると、その分の賃金が上昇するが、それよりももっと体の方が辛い。夜勤が続くと、不眠症になる。どうしても徹夜続きの朦朧とした状態での勤務になる。若いうちはまだ無理が利くが、高齢になるとかなり辛い。転倒事故や何かのミス、何か不慮の出来事で、責任を問われる事がある。一応、建前として、事業所が責任をとるとしているが、事故を起こした介護者はほとんど辞職している。解雇はされなくても、仕事は続けられない。ヒヤリハットの密告制度もある。これで陰湿ないじめがある。ヒヤリハットは事故防止の目的のはずだが、いつも記録される人と、隠蔽される人に分かれる。どの施設も基本的に秘密主義であり、すべて守秘義務があり、施設内の不正行為も秘密にしなければならない。いじめやセクハラ、パワハラ、猥褻行為、陰口悪口も隠蔽される。不当な差別があり、正社員以外は蔑視される。施設内でどのような不正行為があろうとも、それは告発してはならない。告発すると解雇される。それに告発しても、各都道府県の担当者とは、昔から癒着しており、賄賂を渡したり、天下りを受け入れている。非常に親密であり、少しも公正さはない。都道府県の担当職員以外は管轄外として一切関知しない。労働基準監督署は何もしない。どういう労働基準法違反があっても、放置する。しつこく告発すると、一応は調査するが口頭注意で終わりだ。内部告発をした者は、裏切り者として解雇される。介護職員の身分は、恐ろしいほどみじめだ。医者や看護師、理学療法士、その他と比較しても、介護職員の地位は今の日本では、ゴミ同然である。たとえ介護福祉士の資格を持っていても、それだけでは不十分だ。今の日本の介護の仕事に未来があるかというと、未来はない。ただとても尊い仕事だ。誰かがやらねばならないし、必要な仕事だ。だが、介護の仕事をすると、その人も破滅する。施設内の利用者はまだある程度規則に従う。ところが居宅介護、ホームヘルパーとして、各家庭で介護すると、大きな違いがある。それは利用者の意識の差だ。どうしても自宅だとわがままになる。また利用者の家族まで対応しなければならない。狭い部屋で、長時間同じ部屋にいて、タバコの煙が充満する事が多い。これはヘルパーも健康を害し、肺がんになる。三重県庁の担当職員は、タバコの煙は健康に悪いという科学的データはないと主張している。実はこの人もタバコをすう。このようにタバコを吸う人は、周囲の人の事は考えない。それから利用者の家族や身内は、あらゆる人が登場してくる。中にはいちいち掃除の仕方等について、けちをつけてきたり、文句を言う者がいる。規定以外のことをやらせようとする人もいる。介護の仕事は、身体的に辛いというだけでなく、利用者や利用者の家族、その他に常に気を配らねばならないので非常に疲れる。また休日のときにも携帯電話の電源は常にONにしておかねばならない。休日でも、休んだ気がしない。休日でも突然仕事の話の電話がかかってくる。場合によっては仕事になるかもしれない。それもまったく何の特別手当はなく、まったくただの最低賃金である。それから介護の業界では、サービス残業が普通だ。これは労働基準法違反だが、放置されている。それもわずかな時間ではなく、かなりの長時間である。サービス残業をしない人は、働けない。残業をしないということはできない。基本の給料が安い上に、残業をしても、残業代は支払われない。それを告発すると解雇される。各施設は、カルトや独裁軍事国家のようで非常に閉鎖的だ。何もかもすべて秘密である。それで何が起きているのか、外部の人は、一切知る事はできない。それで驚くほど長い年月の間、不正行為、違法行為が継続する事になる。世間一般の人のイメージと、現実の施設とでは、大変な差がある。

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