2010年5月29日土曜日

自分の人生を弾くということ

自分の人生を弾くということ

音楽が音符と休符を時間軸に並べることでできているとして

自分の人生を
自分の動作が時間軸に並んでいるものと見立てると

そこに一つの相似を見ることができる

この相似から学ぶことは思いのほか多い
学ぶとはいえ、仮説が思いつく以上のことではないのだが


練習していく中で色々な時期があるが

一つ、
上手く曲が弾けない時の練習方法がある

がむしゃらにいくら弾いてもうまくならない時は
ゆっくり弾く

一つ一つの音を
一つ一つの休みを
意識して

ゆっくりゆっくり弾く

それは
不安にかられて早く弾いてしまう気質の時に
ゆっくり弾いても曲は破綻しない、と
安心することでもあるし

そもそも
あるべき姿はどういうものなのか
速さに、あるいは、忙しさにかまけて
置き忘れてきたものは何か
思い出す、あるいは新しい未来像を描くことでもある


現実の生活においても
ゆっくり一つ一つ丁寧な動作をすること、ということが
色んなプレッシャーから
もつれた心を解きほぐしてくれたり
イマイチ生きることにのりきれていない自分に
一つの光を見せてくれるかもしれない


たまにはね

ゆっくりやってみる
ゆっくり息を吸い
ゆっくり息を吐き

ゆっくり歩き
ゆっくりしゃべる


それで
全体として思ったほど遅くならないなら
これまでは
ムダに気負って、ムダに疲労していたと分かる


これも一つの事業仕分けですな

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