三島由紀夫という人が「如何に死ぬか」ということを言っていたらしい
それで思ったのだけれど
死、というのは生物の進化の歴史から言えば、獲得されたものだ
石ころが死を持たないように、元々”死”というものはなく
生き物は生き物でないものから生まれることで、死というものを獲得してきた
ということは
普通、生物は、その一つ一つの個体においては、
死を絶対的に否定すべきものだが
生物が進化を形成するような何らかの観点において
”死”は、正当であり、肯定されるものだ
……
…
たとえば、
何を成せばぼくは自害してもよいのだろうか