レベルの分散と不適合
はい
ぼちぼちシミュレーション・シリーズ
今回は”レベルの分散と不適合”と題しまして
教育、あるいは組織の構成について個人的な意見をバラマキたいと思います
たとえば
スポーツ漫画で
そのスポーツのできる奴が
部活全体を巻き込んで高みを目指そうとすると
下手なやつがついていけなくなって
チームがバラバラになる
っと、たとえば
そんなシチュエーションです
話がややこい上に
説明もうまくないので
中身がどうでもいい人は
下の<まとめ>までGo!!
さて
シミュレーションの概要としては
まずチーム内の能力の分布を正規分布だと仮定する
次に、活動の不適合度を焦点をあてるレベルの距離の2乗に比例するとする
2乗なのは、品質工学の観点から
損失は目標の乖離の2乗に比例する
というのを利用しています。
で、まず正規分布とその不適合度を表わすと次のようなグラフができます
不適合度は、正規分布の平均値(山の頂点)を目標値と設定した場合の
不適合度です。
スポーツや勉強などから、会社等あらゆる組織において考えて
まず横軸がその能力値で、0点は全体の平均値
縦軸がその能力値にある人間の数。
不適合度はなにを表わすか…
組織全体は一定のパフォーマンスを志向します
よって組織の標準とするレベルよりレベルが高い人、レベルが低い人は
共に不適合が生じてくる、というグラフです
不適合度はどこのパフォーマンスに焦点をあてるかは
組織の側が決めることができるため、グラフでいえば左右にずらすことができます
例えば、学校教育では、教育のレベルは
全体の平均よりは低めに設定する、という具合に
しかし、
その場合全体としての効率はどのように変化するのだろうか
というのが次の問いです。
さて
そこで次のグラフを見てください。
ここでは、学生と教育という風に名前をふりましたが、実体はありませんので悪しからず
ここでは分散と平均値と焦点のズレ、という二つの観点からグラフを作りました
まず平均値と焦点のズレとは
組織の目標とするレベル、ここでは学校の教育の目標値としましょうか
それが平均的な学生のレベルからどれだけずれているか、です
レベルの低い人に配慮すれば、それだけズレが生じます
またレベルの高い人に配慮してもそれは同様です
でこのズレをグラフでは0,1,2の3色に分けて表しました。
2が最もズレが大きいケースで、高レベルか、低レベルの人への配慮のため、平均の人と教育のレベルが大きくズレる場合
0が最もズレが少ないケースで、平均の人と教育のレベルが合致している場合
そして
分散というのは、正規分布のばらつきのことです
平均レベルの人がほとんどで、レベルの高い人も低い人も少ない、というのが分散が小さい、
レベルが高い人、レベルが低い人がそれぞれに多く、平均値付近の人が少なくなってくると
これは分散が大きいということになります
さて
前置きが長くなりましたが
グラフを見ましょう
ってか
疲れましたwここまでにします
<まとめ>
普通、組織での目標値のズレの修正は比較的容易だが
分散の修正は困難である
そして高レベルにシフトしようにも分散が大きければ
メンバーがついてこれないため
分散の大きい集団はその規模の集団を保とうとすれば
どうしても低レベルシフトをしかざるを得ない
よって
組織では、メンバーの能力の分散を小さくすることが大事
分散を小さくすれば高レベルにシフトを敷いても
組織が瓦解せずについてこれる
もし分散が大きい場合には
レベルに応じて速やかに組織を分け
それぞれに合ったシフトを敷くことが重要
レベルが低いものと高いものが混在するのは良くないことだ
そんな主張
例えば企業での採用活動
例えば学校での学生の選抜
について
そんな話